見切りの早さが大原孝治の大きな武器

スピードが求められる現代では、いいアイデアがあれば直ぐに実行に移す必要がありますし逆に駄目だと思ったら早めに見切る判断力が求められます。

ところが現実的には人間はリスクを恐れてなかなか行動を起こすことができませんし、それまでの投資をふいにしたくないがために見切りをつけられずに損失を拡大してしまいがちです。

大原孝治は状況に合わせて素早い判断を下すことができる経営者の一人であり、出店した店舗の閉店をたった二週間で決めてしまうほどの決断力を持っています。波の経営者であればあまりに早い決断は、出店の前に気づかなかったのかと思われてしまうのを嫌い、なかなか行動に移すことはできません。

しかし、大原孝治は可能性があればそのチャンスを掴み取るために行動を起こしますが、実際に行動をしてみてそれが誤りだったと判断をすれば不必要に粘ることなく直ぐに撤退を決めてしまいます。
いつまでも続けていれば余計なコストがかかってしまいますが、早めに見切りをつければダメージも最小限で済むという考えなのです。
これはドンキホーテの所有物件で出店を行っているからこそできるものではありますが、その強みを最大限に生かしてスピーディーに行動をすることができるのが、大原孝治の大きな武器でもあります。

日本の多くの経営者がスピードの重要性を理解しながら俊敏に行動をすることができない中、ドンキホーテはトップを筆頭に即断即決を行っているがために、躍進し続けています。